フォントが持つ印象の違いと活用術

フォントの活用術

 

前回までに、「MSゴシックとMSPゴシックの違い」、 「フォントの比率」をご紹介しました。

今回は「フォントがもつ印象の違い」と「フォントの使い分け」についてご紹介します。

 

明朝体とゴシック体のデザインの違い

日本語の書体を「明朝体」「ゴシック体」に分けることができます。
明朝体の端に見られる小さな飾りは「セリフ」と呼ばれています。

明朝体とゴシック体のデザインの違い

それぞれのフォントを比べると次のような印象を受けることができます。

明朝体 女性的、繊細、洗練された、威厳がある
ゴシック体 男性的、力強い、しっかりとした、存在感がある

フォントによって受ける印象が違うということを理解しておくと、フォントを選びやすくなりますね。

 

目的に応じてフォントを使い分ける

印象だけでなくフォントを選ぶときには、次の点にも気をつけなければなりません。

1.可読性:文章が読みやすいか

2.視認性:見た目がわかりやすいか

3.判読性:読み間違えないか


1.可読性:文章が読みやすいか

よい文章を書いても読みづらければ、台無しになってしまいます。
実例で明朝体とゴシック体を見比べてみましょう。

明朝体
可読性:明朝体

 

ゴシック体
可読性:ゴシック体

 

ゴシック体は文字が詰まっている印象を受けるのに対して、 明朝体はスッキリとした印象で見やすいと思います。
では「明朝体のほうがいいのか?」と思われるかもしれませんが、 そういうわけではありません。


2.視認性:見た目がわかりやすいか

見たときに確認しやすいというのも重要なポイントです。
文章が続いているなかで、見出しなのか本文なのかも判断しやすいかということです。
下記は、先ほどの文章で、見出しは「ゴシック体」、本文は「明朝体」に分けたものです。
見やすさが格段にあがったのではないかと思います。

視読性:明朝体ゴシック体
3.判読性:読み間違えないか

可読性や視認性を高めると同時に、文字をしっかり判別できる(読み間違えがない)ことが
重要なポイントです。

例)
・濁音(「ば」「び」など)か半濁音(「ぱ」「ぴ」など)
・「日」なのか「目」

「かっこいい、かわいい」などのデザイン性の高い文字は、
読み間違えをしやすいので、資料や文章などではオススメできません。
(使用する場合は、テーマやデザインに気をつけましょう)

行書体
判読性:行書体

 

ポップ体
判読性:ポップ体

 

まとめ

場面によって使い分ける、文字間隔によって文章の印象が大きく変わってきます。
「読み手に伝えたいこと」を一番に、フォントにも意識してみましょう。


2015年7月3日